原発砲撃、軍駐留が脅威に

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共同通信

 【ウィーン、ニューヨーク共同】国際原子力機関(IAEA)は6日、ウクライナ南部ザポロジエ原発の安全性などに関する報告書を公表した。原発敷地内への砲撃やロシア軍の駐留の実態を説明し、原子力事故につながる脅威になっていると指摘。周辺を安全管理区域とする合意が必要だと呼びかけた。

 IAEAのグロッシ事務局長は国連安全保障理事会の会合にオンライン参加し、報告書の内容を説明。チェルノブイリ原発や東京電力福島第1原発の事故とは異なり、今回は「未然に防ぐ機会がある」と訴え、ロシアやウクライナ、国際社会に対応を求めた。