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共同通信
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7日の東京外国為替市場の円相場は円売りドル買いの流れが止まらず、1998年8月以来、約24年ぶりとなる1ドル=144円台を付けた。日銀が超低金利政策を続ける中、米欧は着々と利上げを進めており、金利差の拡大を意識した円売りドル買いが加速した。日経平均株価や国債価格も下落し、日本売りの様相となった。コロナ禍から回復途上にある景気の冷や水となりかねない状況で、国民生活への影響が懸念される。政府、日銀の対応が焦点となりそうだ。
9月に入ってからの約1週間で円の下げ幅は5円を超えた。
午後4時現在は前日比2円54銭円安ドル高の1ドル=144円07~12銭。