広島県警本部長「G7警備完遂」

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共同通信

 広島県警本部長に5日付で就任した森元良幸氏(54)が7日、記者会見を開いた。来年5月に広島市で開催されるG7サミットに向け「要人の安全を確保し、テロの危険から県民を守ることが重要な責務。総力を挙げて警備を完遂する」と意気込みを語った。

 森元氏は1991年に警察庁入庁。警備畑を歩み、2016年のG7伊勢志摩サミットは三重県警本部長として任務に当たった。21年の東京五輪・パラリンピックでは、警視庁警備部長として大会の警備を担当した。

 安倍晋三元首相銃撃事件については「明確な警護の失敗。過去の成功体験に安住してはいけないという教訓を得た」と気を引き締めた。