拉致被害者の生存確信

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共同通信
取材に応じる、大韓航空機爆破事件実行犯の金賢姫・元北朝鮮工作員=8月(共同)

 1987年の大韓航空機爆破事件の実行犯で、拉致被害者の田口八重子さん=失踪当時(22)=から日本語教育を受けた金賢姫・元北朝鮮工作員(60)が7日までに共同通信の取材に対し、田口さんらの生存を確信していると強調した。被害者家族らの高齢化を踏まえ、帰国などの全面解決の前に非公式の面会実現を追求することを提案、日本政府に「北朝鮮の門を千回でもたたくべきだ」と訴えた。

 2002年に小泉純一郎首相が初訪朝して金正日総書記と会談、金正日氏が拉致を認めて17日で20年となるのを前に韓国南東部・大邱でインタビューに応じた。