港クレーン故障で出発延期

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共同通信

 【パリ共同】フランスの原子力大手オラノは7日、日本の原発で使用されるプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料の輸送に関し、フランス北西部シェルブール港のクレーンの故障で燃料の一部を輸送船に積み込めず、7日予定した出発の延期を余儀なくされたと明らかにした。

 オラノによると、燃料は福井県高浜町の関西電力高浜原発向け。クレーンは直ちに修理できず、いつ出発できるか不明という。

 輸送する燃料は二つの容器に梱包されており、一つ目を船に積み込んだ後にクレーンが故障した。

 日本向けMOX燃料のフランスからの輸送は1999年に始まり、今回で8回目。