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共同通信
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野菜と果物を多く食べる人は少ない人に比べ、死亡のリスクが低いとする研究結果を、国立がん研究センターと横浜市立大などのチームが国内約9万5千人の追跡調査を基に7日発表した。摂取量が多いほどリスクが下がるわけではなかった。
チームの後藤温・横浜市立大教授(疫学・公衆衛生学)は「野菜と果物の摂取が長寿や健康に大事であることを改めて示す結果だ」と話している。
1990~93年当時40~69歳だった岩手、秋田、茨城、東京、新潟、長野、大阪、高知、長崎、沖縄の調査対象者を約20年間追跡。野菜と果物の摂取量ごとに5グループに分類し、死亡リスクや死因との関連を調べた。