AOKI前会長ら3人の保釈決定

Published by
共同通信

 東京地裁は7日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の元理事高橋治之容疑者(78)への贈賄罪で起訴された紳士服大手AOKIホールディングスの前会長青木拡憲被告(83)ら3人の保釈を認める決定をした。保釈保証金は拡憲被告が3億円、副会長を務めていた実弟の宝久被告(76)が1億5千万円、専務執行役員の上田雄久被告(40)が300万円。

 関係者によると、拡憲被告は当初否認していたが、その後賄賂の趣旨を含む資金だったとの供述をしたという。

 起訴状によると、3人は高橋容疑者に有利な取り計らいを受けたいという請託をし、三十数回にわたり、計2800万円を渡したとされる。