ペン駅改修コンコースお披露目 「地獄の底から天国の空へ」

 

 

ペン駅改修コンコースお披露目

「地獄の底から天国の空へ」

 

拡幅工事の一部が完了したペンステーションのコンコース(Photo: Marc A. Hermann / MTA)
拡幅工事の一部が完了したペンステーションのコンコース(Photo: Marc A. Hermann / MTA)

 

 ニューヨーク州のホークル知事は6日、ペンステーションの改修工事が進展したとして、ロングアイランド鉄道(LIRR)と地下鉄をつなぐ33丁目コンコースを披露した。同日、amニューヨークが報じた。

 このコンコースは7番街と8番街の間。コロナ前には1日60万人が利用していた。州は3億8000万ドルをかけて幅を30フィートから57フィートに広げ、天井も18フィートに高めて照明を明るいLEDに替えた。ペンステーションの改修は、周辺の超高層ビル群新設も入れると70億ドルの一大プロジェクト。「地獄の底から天国の空へ。我々のビジョンはこのコンコースから始まる」とホークル氏は前を向いた。

 改修工事はもともとクオモ前知事下の2019年6月に開始。7番街のガラス張りの入り口が20年12月に完成した。今回お披露目したコンコースは全体の一部で、工事が完了するのは23年春。総工費は5億5900万ドルで、小売店やレストランも入る予定だ。それでもすでに新しいコンコースは利用者に好評だ。ブロンクス区在住のアシュレー・ベガさんは「以前は狭くて、いつも人に当たっていた。この広さならそれもなくなる」。ブルックリン区フラットブッシュのチャールズ・スミスさんも「ペンステーションを30年以上利用しているが、大進歩。完成が待ち遠しい」と話している。

 


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