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共同通信
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【ニューヨーク共同】米東部ニューヨーク州の検察当局は8日、メキシコ国境地帯の「国境の壁」建設のため民間から募った巨額の資金をだまし取ったとして、詐欺やマネーロンダリング(資金洗浄)などの罪でトランプ前大統領の首席戦略官だったスティーブ・バノン被告(68)が同州の大陪審に起訴されたと発表した。
米メディアによると、バノン被告は8日の司法手続きで無罪を主張した。
2020年にニューヨークの連邦地検が同様の容疑でバノン被告を逮捕したが、トランプ氏が21年1月の大統領退任直前に恩赦を与えた。ただ恩赦は州当局の捜査には適用されず、今回の起訴に至った。