民間サイバー専門家と警視庁連携

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共同通信

 警視庁は8日、サイバーセキュリティーに詳しいSBテクノロジーの辻伸弘さん(43)にアドバイザーを委嘱した。講演を通じた捜査員の育成や、サイバー犯罪情勢に関する情報交換などで連携していく。任期は2年で無償という。

 警視庁で開かれた委嘱式で池田克史副総監があいさつし、スマートフォンの利用拡大などで「ネットに不慣れな高齢者が犯罪被害に遭うリスクが高まっている」と指摘。「セキュリティー対策のトップランナーとともに、警視庁の捜査や被害防止活動を強化していきたい」と話した。

 辻さんはサイバー攻撃手法の分析結果を、ブログなどで積極的に発信している。