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共同通信
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昨年4月に大阪府立高2年の女子生徒=当時(16)=が自殺する事案があり、府教育庁は8日、外部の弁護士らでつくる調査部会の報告書を公表した。同学年の生徒から化粧をやゆされるなどのいじめを苦にして自殺したと認定。いじめの訴えを受けていたのに学校が組織的な対応を怠ったことを「誤り」だと批判した。
報告書によると、女子生徒は1年生だった2020年12月、同学年の複数の男子生徒から悪口を言われているとスクールカウンセラーに相談。昨年1月には遅刻や欠席が増え、2年に進級した4月に建物から転落して死亡。「あいつらにいじめられていてつらい」と書かれた遺書を残していた。