ヘイトクライム、強盗が急増
8月のNY、主要犯罪は軒並み増加
ニューヨーク市警(NYPD)がこのほど発表した統計によると、今年8月に市内で報告された主要犯罪の数は2021年同月と比べ、殺人と強姦を除き軒並み増加していた。amニューヨークが6日、報じた。
犯罪の総数は、昨年8月の8906件から26%増え、1万1619件に上った。新型コロナウイルスの感染拡大後に際立つヘイトクライムは、昨年の39件から55件へと41%急増した。強盗も38%急増、1181件から1630件に推移した。
重窃盗は21年8月の3480件から、今年の同月は4687件へと34.7%増加し、押し込み強盗は1034件から1356件へと31.1%増だった。自動車窃盗は1004件から1210件へと20.5%増え、重罪暴行は2112件から2303件で9%の微増となった。
ほぼすべてのカテゴリーの主要犯罪が増加していた中で、殺人は昨年の59件から27件へと54.2%減少しており、強姦は前年と同じ144件報告されていた。NYPDによると、強姦の数は減少を続けているという。
市では先月、発砲事件の数が昨年8月より減少し、犯罪取り締まりコンピューターシステム「コンプスタット」導入以降の8月としては4番目に少ない数を記録した。8月の市全体の発砲件数は、ブロンクス区やクイーンズ区南部、ブルックリン区北部で急減したことで、165件から115件へと30.3%減少していた。
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