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共同通信
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政治的な理由などから展示を拒否されたアート作品を集めた「表現の不自由展KOBE」が10日、神戸市内で始まった。11日まで。会場となった施設の周りでは、開催に反対する保守系団体が集まり「直ちにやめろ」と怒号が飛び交った。兵庫県警は周辺の道路を柵でふさぎ、反対派の街宣車が施設に近づけないよう警備した。
10日昼、開催反対を掲げる団体の街宣車が約10台、会場近くを走り回った。拡声器を使って演説し中止を叫んでいた人々と、開催を支持する集団が言い争いになり、警察官が制止する場面もあった。
展示された作品は、慰安婦を象徴する「平和の少女像」など。