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共同通信
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【ジュネーブ共同】国際労働機関(ILO)などは12日、世界全体で2021年に強制労働に従事させられている人が2760万人、強制的に結婚させられた人が2200万人に上っているとの推計を公表。これら計5千万人近い人々が「現代の奴隷制」に苦しむ状態にあるとして、各国に法整備などの対応を早急に取るよう求めた。
強制労働の被害者は16年と比べ270万人増加。子どもが全体の12%に相当する330万人に上る。アジア太平洋が1510万人と最多だが、人口千人当たりではアラブ諸国が5.3人と最も多い。
強制的に結婚させられた人も16年比で660万人増と状況は悪化している。