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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン米大統領は12日、東部ボストンで演説し、がん克服を「国家的目標」と位置付けた。「がんに関しては民主党も共和党もない。一緒に打ち勝つことができる」と述べ、国民の融和を訴えた。政権は2月、がんによる死亡率を今後25年で半減させる目標を掲げた。
バイデン氏はオバマ政権で副大統領だった2015年に長男を脳のがんで亡くしている。米国は16年に大規模な研究事業を始め、がん克服へ日本や韓国とも連携している。バイデン氏は「がんを死に至る病から共生できる疾患に変える」と強調。月面着陸を実現させたのと同様、がん克服も国民が一丸となれば可能と訴えた。