遺族側、市に再調査を要望

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共同通信

 北海道旭川市で昨年3月に凍死した状態で見つかった中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=がいじめを受けていた問題で、市教育委員会は12日、事実関係を調査してきた第三者委員会の最終報告書と、「遺族の心情に配慮を欠いている」と報告書を批判して市が再調査をするよう求める遺族側の所見書を、今津寛介市長に提出した。

 今津市長は「調査が1年4カ月に及び、ご遺族の心痛は察するに余りある」と話す一方、再調査については「できるだけ早い時期に判断を示す」と述べるにとどめた。黒蕨真一教育長は「深い反省の上に、再発防止に全力を尽くす」とのコメントを出した。