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共同通信
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【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は14日、強制労働によって作られた製品をEU市場で販売することを禁止する方針を加盟国に提案した。実行には加盟国と欧州議会の承認が必要となる。輸入品も対象としており、中国への言及はないものの、強制労働が問題視されている中国新疆ウイグル自治区産の商品も念頭にあるとみられる。
米国では、新疆ウイグル自治区からの物品輸入を原則禁止するウイグル強制労働防止法が昨年12月に成立。欧米で強制労働阻止の動きが広がっており、日本に影響が出る可能性がある。人権問題などを巡り激化しているEUと中国の対立が一層深まりそうだ。