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共同通信
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陸上自衛隊は14日、安全保障関連法で任務となった国連平和維持活動(PKO)の「駆け付け警護」の訓練を栃木県の宇都宮駐屯地で報道関係者に公開した。PKO派遣で先遣隊となる陸自の中央即応連隊が、国連職員を暴徒から救い出すまでの動きを確認した。
9月で、カンボジアPKOに陸自の施設部隊を派遣してから30年。現状ではPKOへの自衛隊部隊の派遣はないが、陸自は今後に備え、訓練を継続しているという。
14日の訓練では、部族対立が生じて暴徒化し、国連事務所の職員3人が、避難先の事務所で身動きが取れなくなったと想定。機関銃などを携行した隊員が、軽装甲機動車で駆け付けた。