銃購入者をクレカでトラッキング
NY市「次の大量殺人は時間の問題」
ニューヨーク市の職員は12日、クレジットカード経由で購入した銃の経路を追跡できる「マーチャントカテゴリーコード」が施行されたことを歓迎した。amニューヨークが伝えた。
市役所で開かれたイベントで、会計検査官のランダー氏は「次の大量殺人が起こるのは時間の問題だと考えている。銃乱射事件の多くは、銃器店で弾薬や武器を買い漁り、 数十人もの殺人を計画・準備した人間が引き起こしてきた」と強調。これまでは、銃購入時の経路をトラッキングするための方策が不十分だったとの認識を踏まえ「今回ようやく実現した取り組みに感謝する」と述べた。
関係者によると、銃の乱射事件で使用するために購入される銃は、大量に入手されることが多く、支払いには新品のクレジットカードが使われるという。今回の措置により、金融機関はカード番号によって販売された商品やサービスの種類を識別。カード詐欺と同様、疑念を持たれる行為の追跡が可能となる。コードの利用については、アメリカン・エキスプレスのほか、マスターカード、ビザカードの3社が同意している。
市長に次ぐ、市政ナンバー2のウィリアムズ氏は「これほどの勝利はめったにない。この機会にこそ祝福しなければならない」と述べた。
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