ロシア軍、東部で砲撃減少

Published by
共同通信
ロシア軍のミサイル攻撃によって損傷したダム=14日、ウクライナ南部クリブイリフ(ウクライナ大統領府提供・ロイター=共同)

 【ワシントン、キーウ共同】米シンクタンクの戦争研究所は14日、ウクライナ東部ハリコフ州での同軍の反撃はロシア軍の戦力を低下させ、州都ハリコフに対するロシア軍の砲撃の激しさが著しく減少したとの分析を示した。ハリコフ州のシネグボフ知事は14日、州内でロシア軍に占領されている地域は32%から6%に減少したとゼレンスキー大統領に報告した。

 戦争研究所によると、ロシア軍は東部で前進するウクライナ軍の砲撃から守るために防空システムを前線から引き離さざるを得なくなっている。地対空ミサイルシステムS300などを搭載した輸送部隊がロシア国境の方向に移動したという。