学生43人失踪で軍幹部逮捕

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共同通信

 【ロサンゼルス共同】2014年にメキシコ南部ゲレロ州で学生43人が警察に連れ去られ行方不明となった失踪事件で、政府高官は15日、同州の部隊を率いていた軍幹部ホセ・ロドリゲス・ペレス容疑者ら3人を逮捕したことを明らかにした。地元メディアなどによると、同容疑者は43人のうち少なくとも6人の殺害を指示した疑いが持たれている。

 事件はペニャニエト前政権下の14年9月に発生。左派系の教員養成学校の男子学生が分乗したバスが警察の襲撃を受け、43人が連れ去られた。さらにサッカーチームの乗ったバスも誤って銃撃されるなど、他に計6人が死亡した。