安倍氏国葬、賛否両派が主張展開

Published by
共同通信
記者会見で国葬開催の意義を訴える岡島実弁護士=15日午後、東京・永田町の参院議員会館

 銃撃事件に倒れた安倍晋三元首相の国葬が27日に迫り、国会周辺では15日、反対する教育関係者らが緊急集会を開き「教育現場への弔意の強制を許さない」などと訴えた。一方、賛成する弁護士らは記者会見を実施。安倍氏の政治手腕を評価し「歴代首相の中でも最も国葬にふさわしい」と主張した。

 衆院第2議員会館前の反対集会には約60人が参加。「国葬反対」と書かれたプラカードを掲げた。集会では、多額の税金が費やされることへの批判の声も。

 国葬に賛成する弁護士と元自衛官は、参院議員会館で記者会見。「事件の再発を断じて許さないという強い国民的決意の表明となる」との声明を発表した。

安倍元首相の国葬に反対し、横断幕を掲げる人たち=15日午後、東京・永田町の衆院第2議員会館前