首相、イラン大統領と会談へ

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共同通信
岸田文雄首相(左)、イランのライシ大統領

 岸田文雄首相が来週、国連総会一般討論演説のため訪問するニューヨークで、同じく訪米するイランのライシ大統領と会談することが15日分かった。米国の制裁対象になっているライシ師は昨年8月の就任後初の訪米となる。被爆地・広島出身の首相として「核兵器なき世界」を追求する岸田氏は、機能不全に陥ったイラン核合意の早期修復を促す。複数の外交筋が明らかにした。

 イランの核兵器保有を防ぐため米英仏独中ロとイランが2015年に結んだ合意は、米国の一方的離脱やイランの違反で崩壊の瀬戸際に追い込まれた。修復に向けた米国とイランによる間接協議は難航している。