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共同通信
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上海協力機構(SCO)は16日、ウズベキスタン・サマルカンドで首脳会議を開催し、サマルカンド宣言を採択した。宣言は米欧による対ロシア制裁を念頭に「国連安全保障理事会の認めていない一方的な経済制裁は、国際経済に悪影響を引き起こす」と批判。また「一方的かつ無制限のグローバルなミサイル防衛システム構築が、国際的な安全保障と安定に悪影響を与えている」と指摘し、米国や北大西洋条約機構(NATO)をけん制した。
SCO首脳会議はロシアのウクライナ侵攻後、初めて。宣言は内政干渉を容認しないことや、「米国一極」への対抗を念頭に「多極性の強化」を掲げた。