市民の銀行押し入り相次ぐ

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共同通信

 【エルサレム共同】経済危機が深刻化するレバノンで16日、市民が銀行に押し入り、規制されている預金の引き出しを求める事件が少なくとも5件発生した。AP通信が伝えた。市民の1人はライフル銃で武装していたが、負傷者の有無は不明。レバノンでは預金の扱いに市民の不満が高まっており、同様の事件が相次いでいる。

 警戒を強めるレバノンの銀行協会は19日から3日間、全ての銀行の店舗を休業する方針を明らかにした。レバノンは2020年3月にデフォルト(債務不履行)を宣言。通貨が下落して物価は高騰している。