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共同通信
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「1票の格差」を解消せずに実施した7月の参院選は憲法違反だとして、北海道の有権者が選挙区の選挙無効を求めた訴訟の第1回口頭弁論が16日、札幌高裁で開かれ、被告側の道選挙管理委員会は請求棄却を求めた。即日結審し、大竹優子裁判長は判決期日を10月27日に指定した。
原告側は弁論で「人口比例原則に基づかない選挙では、国会活動は民主的正当性を持たない」などと主張。道選管側は「都道府県単位の選挙は、多様な意見を集約し、恣意的な選挙区割りを回避するなどの利点があり、合理性を持つ」と反論した。
二つの弁護士グループが全国14の高裁と高裁支部に提起した訴訟の一つ。