船長からアルコール検出

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共同通信

 神戸市の神戸新港で防波堤にパイロットボートが衝突し、乗っていた水先人ら5人が死傷した事故で、運航会社の「内海交通」(同市)は16日までに、死亡した男性船長(52)からアルコールが検出されたと明らかにした。神戸海上保安部は業務上過失致死傷などの疑いもあるとみて操船者の特定など事故原因を調べている。

 同保安部によると、事故は4日午前2時半ごろ、外国の大型船などを港湾に誘導する水先人を運ぶパイロットボート(長さ約15メートル、18トン)が沖に向かう途中に発生。船長と水先人の男性(71)が死亡、50~70代の水先人や船員ら3人がけがをした。