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共同通信
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岸田文雄首相は17日午後、福島県浪江町を訪れ、東京電力福島第1原発事故からの復興の目玉として、ロボットや放射線科学などの分野で研究開発や人材育成を進める「福島国際研究教育機構」の立地予定地を視察した。視察後、同機構を拠点に「福島の創造的復興を加速していく」と強調。海外から技術や能力を有する高度人材誘致のため、受け入れ制度を拡充する考えを表明した。同県南相馬市内で記者団に語った。
政府は16日の東日本大震災の復興推進会議で機構の立地を、浪江町に正式決定していた。海外からも研究者を招き、地域振興や人口増加につなげたい考えだ。