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共同通信
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総務省が20日公表した8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、前年同月比2.8%の上昇となり、消費税増税の影響を除けば、1991年9月以来、約31年ぶりの高い伸びとなった。今後は昨年春以降に相次いだ携帯電話の通信料値下げの影響が弱まるため、食料品の値上げが集中する10月には3%に達することが現実味を帯びる。賃金上昇の動きが鈍い中、円安進行による輸入品価格の上昇は今後も続く見通しで、家計の重荷となりそうだ。
8月は食料品やエネルギー関連の価格上昇が目立ち、食用油が39.3%、スパゲティが17.7%、食パンが15.0%、輸入牛肉が10.7%上がった。