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共同通信
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【ソウル共同】韓国の尹錫悦大統領はニューヨークの国連総会で20日、5月の就任後初となる一般討論演説に臨んだ。「力による現状変更の試みや核兵器などの大量破壊兵器、大規模な人権侵害により、世界で市民の自由と平和が脅かされている」と強調。国際社会は連帯して脅威を克服すべきだと訴えた。北朝鮮への直接的な言及はなかった。
韓国大統領が一般討論演説で北朝鮮や南北関係に触れないのは異例。休戦状態にある朝鮮戦争の終戦宣言を提案した昨年の文在寅前大統領の演説とは対照的となった。国連デビューの場では各国への連帯の呼びかけを重視し、北朝鮮との対決姿勢を避けた。