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共同通信
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青森県黒石市にある全長103mの「世界最長の窯」に20日、火が入った。「三筋工房」(同市)が大量の作品を制作するプロジェクトで、最大108日をかけて作品を焼き上げる。
同日、工房の今井理桂さん(74)がたいまつから火を移すと、窯の中がゆっくりと赤く染まった。今井さんは「たくさんの人の支援をもらった。感無量」と喜んだ。
下から上に徐々に火を通す登り窯には、52の小部屋が並ぶ。2019年にはギネス世界記録に認定された。
現時点で火を入れるのは42部屋まで。資金調達を継続しており、目標金額に到達すれば、全部屋への火入れと、1万点を超える作品制作も視野に入れる。