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共同通信
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米軍と航空自衛隊が滑走路を共用する三沢基地(青森県三沢市)周辺の住宅地で、戦闘機などによる騒音が、国の定める集団移転対象となる基準値を超えていたことが21日、防衛省や市への取材で分かった。同省は移転の検討に向け、本格的な調査に乗り出す方針。
自衛隊や米軍の戦闘機などの騒音が大きいとして、隣接する岡三沢5、6丁目の住民が国の費用による集団移転を要望してきた。
東北防衛局は昨年8月から1年間、測定装置で住宅地の騒音を調査。6丁目の観測地で騒音が74デシベルを示し、国による土地の買い取りや移転補償の対象となる基準値(73デシベル)を超えた。