不開示処分取り消す判決、福井

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共同通信

 関西電力役員らの金品受領問題を受け福井県が設置した調査委員会が、同県高浜町の元助役・故森山栄治氏から県幹部らが現金などを受け取っていたとした報告書を巡り、市民オンブズマン福井のメンバーが、報告書の基礎となった資料の一部を不開示とした県の処分の取り消しを求めた訴訟の判決で、福井地裁(上杉英司裁判長)は21日、処分を取り消した。原告側の勝訴となった。

 訴状などによると、調査委は2019年11月、現職幹部と元幹部ら計109人が森山氏から現金や贈答品を受け取っていたとまとめた報告書を公表した。