名古屋の路上2人刺殺で無期求刑

Published by
共同通信

 名古屋市北区の路上で2019年、男性会社員2人が刺殺された事件で、殺人と銃刀法違反の罪に問われた無職佐藤俊彦被告(41)の裁判員裁判論告求刑公判が21日、名古屋地裁(山田耕司裁判長)で開かれ、検察側は「2人を殺害した結果は極めて重大。強固な殺意に基づく執拗な犯行で、動機も身勝手だ」として無期懲役を求刑した。

 起訴状によると、19年6月24日、会社員小笠原智之さん=当時(44)=の胸と、同僚の赤松英司さん=同(41)=の背中などを、それぞれサバイバルナイフで数回突き刺し、殺害したとしている。