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共同通信
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【ニューヨーク共同】岸田文雄首相は日本時間22日、包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効を目指し、初の首脳級会合を米ニューヨークで主催した。被爆地広島出身の首相として「核兵器のない世界」実現へ決意を強調。会合では、条約を批准していない国に早期批准を求める共同声明を採択した。
首相は会合で「21世紀に入ってから、北朝鮮を唯一の例外として核爆発実験は行われていない」と指摘。「条約の普遍化が進展していることを高く評価する」と述べた。
声明は北朝鮮に対し、核兵器や関連計画の「完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄(CVID)」に向けた具体的な行動を強く要求した。