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共同通信
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ロシア上院は21日、戦時や動員下における兵役忌避や投降、命令不服従に対する罰をより厳しくする刑法改正案を可決した。プーチン大統領が署名し発効する見通し。2月に始まったウクライナ侵攻は公式には「戦時」ではないが、規律の引き締めと、プーチン氏が21日に発表した30万人の予備役を対象とした部分動員で、劣勢の戦況打開を図るとみられる。予備役招集は既に始まったが、効果は未知数だ。
2月のウクライナ侵攻後、ロシア兵の士気の低さや投降、上官の命令に従わない事例が伝えられ、欧米の軍事専門家は、こうした現状がロシア軍苦戦の一因とみている。(共同)