クイーンズ版の「ハイライン」建設へ
LIRRの廃線跡利用、成功に期待
ニューヨーク市のアダムズ市長はこのほど、クイーンズ区にあるロングアイランド鉄道(LIRR)ロッカウェイビーチ線の廃線跡を利用し、47エーカーの帯状公園「クイーンズウェイ」を建設することを発表した。シークレットNYCが20日、報じた。
3500万ドルを投資し、段階的に進められる同計画の第1段階では、フォレストヒルズの廃線跡にメトロポリタンハブと5エーカーの公園、0.7マイルの緑道を建設する。このスペースには、レクリエーション施設や通勤・通学者のアクセスに便利な交通手段が設けられ、屋外教育活動などにも利用される予定。建設は、ニューヨーク市経済開発公社と市公園局との共同管理の下で進められる。
ニューヨーク州議会のジェニファー・ラジクマール議員は、公園の建設により、マンハッタン区のハイラインと同様の成功を期待。ウッドヘブンやオゾンパーク、グレンデール、リッチモンドヒル、リトルガイアナ、レゴパーク、フォレストヒルなどの地域に波及することを望んでいる。
同計画から既に220万ドルの収益が見込まれ、地域社会に還元される方針だ。クイーンズ区のドノバン・リチャーズ区長は「区内のコミュニティは、公園へのアクセスや交通の機会で、多くの顕著な不平等を経験してきた。ただ、クイーンズウェイはその両方に対処する完璧な方法だ」と強調した。
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