NJのスーパー、かごの盗難相次ぐ
レジ袋禁止、車までそのまま持ち込み
ニュージャージー州のマンハッタン通勤・通学圏内地域で、スーパーの買い物かごの盗難が相次いでいる。5月に州法でレジ袋が禁止されたことを不本意とする買い物客が、商品を入れたまま店外に持ち出し、車で持ち帰ってしまうのだ。ニューヨークポストが20日、伝えた。
ジョージワシントンブリッジ対岸の町、フォートリー。ショップライトで働く店員は「かごを店外に持ち出すことができないと伝えると、彼らは意地悪くなる。レジ袋を禁じたのはマーフィー州知事ではなく、店が言い出したと思っている」と困惑する。数十セントのエコバッグを買いたくないために、盗んでいるという。ACMEの従業員も、多くの店内かごが盗まれたと証言する。
同じフォートリーにあり、在住日本人にも根強い人気を誇るイタリアンスーパーの「カファソズ・フェアウェイ・マーケット」では、かごの代わりに段ボールを用意。「袋の代金を払いたくないという人が多いが、私たちはそれを許さない。カゴの代わりに段ボール箱を取るように伝えている」とペドロ・ラミレス支配人は話す。
フォートリーに隣接するパリセイズ・パークのショップライト店員は「かご泥棒は、相当愚かだ。なぜ、エコバッグを買わないのか理解できないが、かごごと車まで持って行く方が楽なんだろう」とこぼしている。
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