NJ州の最低賃金、来年14.13ドルに
インフレの影響で1ドル超える引上げ
インフレによる影響で、ニュージャージー州の最低賃金が来年1月1日から1ドル以上引き上げられ、時給14.13ドルになる。ゴッサミストが21日、報じた。
マーフィー知事は2019年、同州の最低賃金を24年までに時給15ドルにするのを目指し、毎年の賃金引き上げを定める法律に署名。州労働局によると、過去3年間、最低賃金は毎年1ドルずつ上昇してきた。法律で、消費者物価指数(CPI)の上昇次第で、それを超える引き上げが可能であることが認められており、今年はこの条項に該当した。法制化前の最低賃金は8.60ドルだった。
中小企業の労働者や季節労働者の賃金を15ドルに引き上げることについては、2026年まで猶予が与えられる。これら労働者の最低賃金は来年、11.90ドルから12.93ドルに引き上げられる。農業従事者の最低賃金を15ドルに引き上げる期限は、2027年。農業従事者の時給は来年、11.05ドルから12.01ドルに引き上げられる。
さらに、長期介護施設の直接介護スタッフの最低賃金は、1.13ドル上昇し17.13ドルに、またチップ制で働く労働者は、最低賃金が時給5.26ドルに引き上げられる。最低賃金が時給15ドルに達した後も、法律に基づき、CPIの上昇に応じて毎年増加する。
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