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アダムズ氏、3Kプログラムを見定め
今後の姿勢運営で是非含め検討

ニューヨーク市のアダムズ市長は、3歳児からの無料全日保育制度「3Kプログラム」を、今後の市政運営の中でどのように位置付けるか見定めている。制度を新たに策定するための目立った動きは、現時点では見られておらず、是非を含めて検討している模様だ。ニューヨーク・タイムズが22日、報じた。
デブラシオ前市長は2014年の初当選後に、4歳からの無料全日保育制度をスタートさせた。4年後の再選時に公約として掲げたのが、3Kプログラム。エリアごとに順次拡大する形で実現されてきた。ただ、アダムズ氏は前任者の施策からは距離を置いているのが実態だ。
アダムズ氏は市長選当選時に訴えた、3歳未満の子どもがいる貧困家庭向けに保育料を安くすることに重点を置いている。デビッド・バンクス教育長は、前市長の公約を「その目標は大きくて大胆な数字だった。われわれが重視しているのは数字ではなく、質だ」と切り捨てる姿勢を見せる。アダムズ氏は就任後、前任者の政策をことごとく覆しており、3Kプログラムの拡大スケジュールが遅れているのも同じ文脈だ。
エリアが拡大された現在、全32学区でプログラムは導入されているものの、必ずしも均等に配置されているわけではない。定員は、希望する家庭に対して十分な数を満たしておらず、教育局によれば、約3千300人が入園できなかったという。
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