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共同通信
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【ニューヨーク共同】中国の王毅国務委員兼外相は24日、ニューヨークでの国連総会一般討論で、台湾は中国の不可分の領土だと強調し「完全統一なくして台湾海峡に平和は訪れない」と演説した。台湾への軍事的圧力を問題視する米国など民主主義国家との対決姿勢を鮮明にした。
王氏はロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「代理戦争をあおれば火だるまになる」と主張。ウクライナへの軍事支援を続ける欧米諸国を暗に批判した。「紛争には対話や協議による平和的解決が必要だ」とも述べた。
中国は8月のペロシ米下院議長訪台に猛反発。台湾への連帯を示す米側を強くけん制した。