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共同通信
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成田空港で航空会社関係者や出入り業者の従業員らが、3月施行の改正航空法で立ち入る場合の保安検査が義務付けられた制限区域に法改正後も検査なしで進入していたことが24日、空港関係者への取材で分かった。
改正に伴い、違反した場合の罰則が設けられたため、摘発される可能性もある。悪質な事案はなかったというが、成田国際空港会社(NAA)や国が改正法の周知徹底を求めている。
法改正前の保安検査は、乗客も従業員らにも義務付けられておらず、乗客が航空会社に協力する形で実施されてきた。テロ対策の強化を目的とした改正法は、乗客だけでなく従業員らも義務化の対象としている。