編集部が気になった1週間の出来事
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地下鉄全車両に防犯カメラ設置へ プライバシー侵害を懸念する声も
安全性が懸念されるNYの地下鉄。カメラ効果はいかほどか。(編集部 A) -
クリムトの体験型デジタルアート展 ランドマーク銀行ビルに展示場
今秋はツタンカーメンや印象派・モネの没入型展示もNYに登場する。(編集部 K) -
「日本語学んでくれて嬉しい」 首相夫人、NY市内の大学を見学
これを機会に日本にもっと興味を持ってもらいインバウンドにつなげたい。(編集部 K)
編集後記
皆さん、一週間おつかれさまでした。今週は、国連総会Weekでしたが、いかがお過ごしでしたか?トラフィックとニュースが盛りだくさんでしたね。
火曜は、朝7時前にNJを出てマンハッタンまで車で向かっていたのですが、凄まじい渋滞で、結局2時間かかってSecaucus Junctionにしか到着せず、結局そこの駐車場に車を泊めて、電車でマンハッタンに行きました(NYへの通勤電車も人が、非常に多かったです)。また木曜は、いたるところで、要人通行のための道路閉鎖が起こっていましたし、それだけNYの“秋の風物詩”が戻ってきたということでしょうか。
そんな国連総会では、ロシアによるウクライナ侵攻が主要議題であったわけですが、ロシアは新たに30万人の予備役の動員や核使用の可能性に言及するなかで、日本を含む各国がロシアの方針を非難し、さらには、台湾をめぐって、米中双方がけん制するコメントを出すなど、まさに国連総長が演説で言っていたように、国家間の分断にともなう国際社会の協調不足が改めて浮き彫りになりました。一方で、世界中いたるところで、この夏も異常気象に見舞われましたし、気候変動そのものだけでなく、食糧危機や物価高騰による生活・政情不安といった懸念など、一国では解決できない問題が、多くの国で蔓延しています。そのようななか、やはり改めて国連の趣旨である“Peace, dignity and equality on a healthy planet”達成のために、より一層の協調社会に向かってもらいたいと思いました。そんななか、岸田首相夫人のクィーンズの学校訪問はよかったですね。私も、岸田首相が元New Yorkerだとは知りませんでした。
最後に、金曜日からNew Yorkも急に涼しくなってきましたね。U.S. Openが終わり、国連総会も終わり、これからNew YorkはいよいよHalloween, Thanksgiving, ChristmasといったHoliday seasonに向けて、今年を仕上げていくことになりますね。国連総会中に、岸田首相が、来月11日から日本への入国制限の緩和を発表しましたし、これから日本を含む出張が増える皆さんも多くおられるのではないでしょうか。お忙しいとは思いますが、仕事だけでなく、本日のような好天のもと運動(Central Parkでのランニング?)や自然とのふれあい(リンゴ狩り?)にNew Yorkの短い秋をお楽しみください。
では、またよい一週間をお過ごしください。
編集部より