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共同通信
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手話を用いた演劇や歌で表現力や正確性を競う第9回「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」が25日、鳥取県倉吉市で開かれた。埼玉県立の坂戸ろう学園と大宮ろう学園の合同チームが、日本で手話が禁じられていた時期を題材にした創作劇を披露し、同県勢として初優勝した。
60チームによる予選を勝ち上がった12県の15チームが出場。準優勝は、童話劇「青い鳥」を基に平和や幸せを表現した奈良県立ろう学校。3位は、手話言語条例を取り上げた愛媛県立松山聾学校だった。
埼玉県の合同チームは20世紀前半以降の日本を舞台に、ろう者が苦難を乗り越えていく姿を詩の朗読を交えながら表現した。