土砂崩れ起点盛り土調査へ

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共同通信
浜松市天竜区の土砂崩れ現場=24日(共同通信社ヘリから)

 台風15号による記録的大雨で、24日に土砂崩れが発生した浜松市の鈴木康友市長は26日の記者会見で、土砂崩れの起点の土地に盛り土があった可能性があるとして、調査する方針を示した。発生現場の住民から、盛り土に関して市に相談があったとも明らかにし「市の対応に不備があった可能性がある」と述べた。第三者委員会を立ち上げて検証する。

 静岡県によると県内で土石流5件、土砂崩れ41件を確認。住宅への浸水被害は4千棟超に上った。道路の寸断で少なくとも600世帯が孤立している。県は26日、陸上自衛隊に災害派遣を要請した。

 静岡市では26日も約6万3千世帯で断水が続いている。

断水した市立清水病院で行われた、航空自衛隊による給水活動=26日午後、静岡市清水区