米の敵対行為で緊張と対立

Published by
共同通信
国連総会一般討論で演説する北朝鮮の金星国連大使=26日、ニューヨーク(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】北朝鮮の金星国連大使は26日、国連総会一般討論演説で、米国と日本など同盟国による敵対的行為が「朝鮮半島を緊張と対立の悪循環に陥らせている」と激しく非難した。「自国防衛」のための対抗策として核開発を正当化した。

 北朝鮮の最高人民会議は8日、核兵器の使用条件などを定めた法令を採択した。金氏は「敵視政策と軍事的威嚇の高まりに比例して、力を増強しなければならない」として、米国の圧力で法令の採択を余儀なくされたと主張した。

 国連安保理による核・ミサイル開発に対する制裁決議について「北朝鮮だけが厳しい制裁の対象になっている」と不満をあらわにした。