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ニューヨーク州のトーマス・ディナポリ会計監査官は22日、2021年末の1世帯当たりの負債平均が史上最高の5万3830ドルだったと発表した。
この金額は、全米平均の5万5810ドルを下回る。収入に対する負債の比率も57%と、全米平均の73%よりも低かった。しかし、学生ローンが平均6180ドルと全米平均を上回り、03年から335%増加した。クレジットカード債務も3520ドルと全米平均より多かった。クレジットカード債務は利率が高く、重荷となる。学生ローンはバイデン大統領が返済を一部免除したことから、負担が軽減すると考えられる。住宅ローンや自動車ローンも全米平均を下回った。一方、延滞率は2.1%。全米平均の1.9%より高いものの、コロナ前の3.8%より改善している。クレジットカード延滞率が8.9%と負債の種類別では最も高かった。住宅ローンは0.9%だったが、全米平均の0.5%を大きく超えた。
「負債は一時的には個人の財政的な目標達成に役立つが、長期的にはネガティブ」とディナポリ氏は指摘。「金融経済教育を充実させ、健全な家計を構築できるよう州議会が対策を講じるべきだ」と持論を展開した。ディナポリ氏は19年、金融経済教育や資産管理ツールを提供する必要性を説いた行政命令に署名している。

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