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共同通信
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安倍晋三元首相の国葬が執り行われた27日、奈良市の近鉄大和西大寺駅前の銃撃事件現場には多くの人が追悼に訪れた。「最後のお別れ」「いまだにつらい」。国葬に反対論も出ている中、それぞれの思いで安倍氏が倒れた場所に向かって手を合わせ花束を手向けた。
現場周辺には、国葬が始まった午後2時ごろから続々と人が集まり、黙とうする人の姿も。奈良市の会社員吉田明さん(68)は「つらく悲しい気持ちは今も変わらない」と話し、手を合わせた。花を供えた大阪府枚方市の会社員向井昭子さん(73)は「東京の国葬に行きたかったが、かなわなかった。最後のお別れと思って…」と語った。