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共同通信
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27日午後0時15分過ぎ、香川県坂出市神谷町621、神谷神社で煙が上がっていると、宮司の中尾格さん(62)が119番した。県警や市消防本部によると、国宝に指定されている本殿に落雷があり、屋根が3分の1ほど焼けた。けが人はなかった。
中尾さんは、神社脇の自宅で「ドーン」という大きな音を聞いて本殿に駆け付けた。神社には消火設備や通報装置があるが、作動しなかったという。「本殿に安置していたご神体を慌てて避難させた」と神妙な表情だった。
市によると、神谷神社本殿は鎌倉時代初期の1219年に建築され、1955年に国宝に指定された。