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共同通信
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浜田靖一防衛相は28日、沖縄県庁を訪れ、玉城デニー知事と会談した。浜田氏は米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設について、早期実現に向けて作業を進める方針を伝達。11日の知事選で再選された玉城氏は断念を求め、議論は平行線に終わった。浜田氏が8月の防衛相就任後、沖縄を訪問したのは初めて。
浜田氏は会談で「日米同盟の抑止力維持と普天間飛行場の危険性除去を考え合わせた時、辺野古移設が唯一の解決策だ」と理解を要請。玉城氏は「辺野古新基地建設を断念し、県民の民意に沿う形での問題解決に向けた政府と県の対話の場を設けてほしい」と求めた。